30代や40代になると、全く異業種の業界に正社員として転職することは難しくなりますが、介護業界であれば転職は比較的容易と言えます。
介護業界は異業種の出身者が大活躍しており、さまざまな職歴の方が介護の仕事を行っています。
介護業界が異業種出身者を歓迎している理由は、人手不足が非常に深刻であるためです。
新卒採用だけでは人手不足を解消することは難しいため、中途採用も積極的に行っており、即戦力として働ける人はもちろん、異業種出身の初心者も積極的に採用しています。
雇用形態は非正規雇用ではなく、正規雇用での採用も多いので、正社員になりたい方にとっては、介護業界は最適な業界です。

これまで全く介護の経験がない場合でも研修制度は充実しており、働きながら仕事を覚えていくことができます。
介護業界で活躍するためには介護福祉士などの国家資格を取得することが必要な場合もあります。
しかし資格取得に向けてのサポート体制は充実しており、介護職員初任者研修や介護福祉士、介護支援専門員などの資格を取得することが可能です。
就職先によっては、福祉用具専門相談員や付き添い介護ヘルパー、ガイドヘルパーなどの資格を取得することもできます。

介護職は他の業界よりも給料が安いと言われていますが、日本では介護職の従事者の雇用を促進するために国を挙げて取り組んでおり、給与水準は年々向上しています。
今後、2040年代にかけて高齢者人口はますます増加するため、介護職の給与水準はますます高くなることが予想されており、将来性は非常に有望です。