働き方にもいろいろとありますが、正社員や派遣社員などその待遇にも違いがあります。
基本的に正社員で就職をすれば、年収アップや社会保険の加入など、何かと安心できる制度が整っています。
しかし、正社員で就職できる可能性はそう簡単ではなく、業種によっては難しい場合もあります。
20代の若い人でも派遣社員のような非正規雇用で働く割合は多いため、将来的な不安定さを心配する人も少なくないのです。
けれども、福祉の分野で需要が高い介護の仕事では、積極的な人材募集の影響から正社員になれる可能性が高いと言えるでしょう。
実際に、正社員の募集や派遣から正社員になれる登用制度を設けているところも多いのが事実です。
ただし、介護の仕事で働く人の実態は、介護施設では正社員の割合が6割、そして訪問介護では2割程度しかいません。
これは、派遣社員や短時間勤務のパートが多いために、正社員で働く人はそれほど多くないということを表しています。
フルタイムで働ける状況や、責任ある立場に困らないのであれば、派遣から正社員になれる可能性も全くないとは言いきれません。
その場合は、派遣先から声がかかったときに交渉していけば可能性はあります。
勤務期間中に自ら派遣先に交渉するのは派遣会社もふくめて問題となるため、余計な動きは控えなければいけません。
そして、勤務中にキャリアアップにつながる資格取得をするのもいいですし、真面目な態度で働き続けるのもアピールにつながります。
派遣から正社員になった人は珍しくないため、決して難しい方法ではありません。
直接声がかからなくても、派遣会社を通して声がかかる場合もあるので、正社員になれる大きなチャンスとなります。